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■検査時間の早さのポイント
(1)
撮影範囲の大きさ マルチスライスCTでは1度に撮影できる範囲が広がることにより、シングルスライスCT(1列)に比べて撮影速度が16倍になりました。
(2) CT装置の回転速度の速さ
CT装置の回転速度も以前ではX線管球1回転あたり1秒要していましたが、マルチスライスCTでは、スキャンスピードが1回転あたり0.4秒と2倍程度に上がります。
従ってシングルスライスCTと比べますとあわせて約30倍以上の高速度になりました。
(3)MRIとの比較
MRIによる撮影では、通常20〜30分程度かかります。また同時にMRA(脳血管撮影)も行うとあわせて1時間程度はかかります。また脳血流SPECT検査でも20〜30分はかかります。マルチスライスCTなら頭部CTならわずか10秒で撮影が可能です!(脳血管撮影でも20秒程度)また、心臓の冠動脈撮影でも、撮影時間は20秒と短くなり、息止めに要する時間が短くなりました。
■他の検査との違いについて
MRIとCTの違いやマルチスライスCTドックとPETの検査方法の違いについてはこちらをご覧下さい。
■従来の脳卒中の検査
脳卒中、特に脳梗塞の診断を行うには、通常CTの撮影とMRIの検査を行います。場合によってはMRA(MRによる脳血管撮影)を行います。これらにより無症状の脳梗塞の発見を行いますが、撮影回数が何回にもわたり、またMRIの場合などは1回にかかる撮影時間が30分から場合によっては1時間程度かかっておりました。
MRIは検査時間が長いだけではなく、狭いスペースに入って、耳の周りで大きな音を聞きながら長時間検査を行うことから、特に閉所恐怖症の方などは検査を途中で断念してしまうケースもあります。
また、超急性の脳梗塞の診断を行うには、脳血流SPECT検査という核医学検査により脳の血流状態を調べるものでした。しかし、撮影時間に20分程度かかる上、脳の血流を反映する放射性医薬品を静脈注射するようになります。
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マルチスライスドックの検査は、1〜2時間で行うことが可能なため、患者様の負担が軽くなりました。






